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 特別版 土壌&植物

鳥類 絶滅(EX)

キタタキ

 

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採取地別標本

鳥類

絶滅(EX)

キタタキ

クマゲラ(D. martius)に似た大型のキツツキで、対馬の個体群は絶滅したと考えられる。1920年に採集されたものが最後の標本である。自然林の減少が絶滅の主要な要因であったことは疑いなく、ほかに薬用や標本のための乱獲も絶滅へ拍車をかけたと思われる。朝鮮半島では少数のつがいが繁殖している。

 

全長約48cm。クマゲラとほぼ同大、同型のキツツキ。オスは頭上、冠羽、顎線が鮮赤色で、腰と腹と下雨覆は白く、初列風切羽の先端も白く、その他は黒色である。メスは頭上、冠羽、顎線が赤くなく、頭部全体が黒い。ただし、他の亜種ではメスの後頭部は赤いが、どの亜種もメスは赤色の顎線を欠く。近似種のクマゲラは腰と腹が黒く、雌雄とも赤色の顎線がない。

 

対馬(絶滅)と朝鮮半島に留鳥として分布する。種キタタキ(Dryocopus javensis)は、ミャンマーおよび中国西南部(四川省、雲南省)からベトナム、マレー半島、大スンダ列島、ボルネオ、フィリピンまで分布し、インドに隔離分布する。対馬と朝鮮に分布する本亜種は、種の最北の隔離個体群である。

 

 

レッドデータブック より引用

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