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 特別版 土壌&植物

魚類 絶滅危惧(CR)

ウシモツゴ

 

 

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採取地別標本

魚類

絶滅危惧(CR)

ウシモツゴ

 

未記載ではあるがPseudorasbora pumilaの1亜種で日本固有。本亜種の模式亜種にシナイモツゴ(P. p. pumila)がある。かつては濃尾平野一帯に広く分布していたが、近年では主生息地である池沼の荒廃、消失およびオオクチバス(Micropterus salmoides)、ブルーギル(Lepomis macrochirus)など捕食者の侵入によって激減している。本亜種の存続を図るためには、原生息地の保全と外来種の侵入防止、除去が望まれる。

 

 

オス(全長60~70mm)の方がメス(全長50~60mm)よりも大型に成長する。縦列鱗数は32~35、側線有孔鱗は前方の3~5枚に限られる。体側に1本の黒色縦帯を備えるが、オスは成熟すると不明瞭になる。また、成熟したオスは体色全体が黒ずみ、頭部に追星が発現し、メスでは腹部の黄色みが強くなる。

 

本亜種は、成長につれて体側の黒色縦帯が不鮮明になることで別亜種のシナイモツゴと、また側線が不完全であることによりモツゴ(P. parva)とそれぞれ区別される。

 

環境省 レッドデータブック”ウシモツゴ” より引用

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