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 特別版 土壌&植物

魚類 絶滅危惧(EN)

カワバタモロコ

 

 

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採取地別標本

魚類

絶滅危惧(EN)

カワバタモロコ

 

全長30~60mmの小魚で、静岡県以西の本州太平洋側、四国瀬戸内海側および九州北部に分布する日本固有種。平野部の河川や池沼に生息する。戦後から続く農村社会や生活の変貌は、淡水魚類の生息に大きく影響した。農地の宅地化は本種などから生息の場を奪い、さらに周辺の水質が悪化して個体数の減少傾向が顕著になった。河川や水路の改修は同時に、水田などの一時的湛水域や増水時の冠水域とのつながりに破綻をきたした。初夏~夏に繁殖する本種にとって、生息数減少の大きな要因であろう。また、本種はコイ科でもっとも卵が小さいので孵化仔魚も小さい。化学肥料、農薬などの流入は、仔・稚魚の餌となる微生物相にも変化をもたらした可能性がある。

 

 

 

環境省 レッドデータブック”カワバタモロコ” より引用

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